(仮訳)中国熱帯域産のイグチの新種、Lanmaoa rubriceps
Chai, H. et al., 2018. Lanmaoa rubriceps, a new bolete from tropical China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.347.1.4 [Accessed September 4, 2018].
【R3-05464】2018/9/5投稿

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3行まとめ

中国海南省で採集された菌を検討し、Lanmaoa rubricepsとして新種記載した。
本種は傘が橙赤色~深紅色で孔口が傷つくと青変、のちに赤褐色に変色し、傘表皮が毛状被であることなどで特徴づけられた。
Lanmaoa属の形態形質がCyanoboletus属と重なることを示し、両属を統合するべきと提案した。
中国海南省白沙リー族自治県鸚哥嶺国家級自然保護区

(新種)

Lanmaoa rubriceps N.K. Zeng & Hui Chai
語源…赤い頭(傘)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lanmaoa pseudosensibilis
本種と異なり中国ではなく北米などに分布する
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり傘表皮が膨大した菌糸からなる毛状被ではなく、多数の短い細胞からなる複雑に絡まった菌糸からなる
Boletus sensibilis(ミヤマイロガワリ)
傘が赤色
本種と異なり中国ではなく北米などに分布する
本種と異なり孔口が幼時詰まるという特徴を欠く
本種と異なり傘表皮が膨大した菌糸からなる毛状被ではなく、もつれた菌糸の層からなる
Boletus rubellus subsp. borneensis
傘が赤色
本種と異なり中国ではなくマレーシアなどに分布する
本種と異なり孔口が幼時詰まるという特徴を欠く
本種と異なり柄が深紅色
本種より担子胞子のサイズが大きい